狂喜?
「起立。礼。さようなら」
終礼が終わる。私は鞄に教科書と体育着を詰め込んだ。
「伊寄!!」
「何?」
「部活の事なんだけどさぁ…」
「それ。明日でもいい?」「えっうん…」
早く帰らなきゃ。
「じゃあね!!」
「ねぇ!!」
「何ッッ!!」
「何で最近そんなに急いでるの?」
「……クス」
「綺麗なものがあるからよ」
沙希の返事も聞かずに私は階段をかけ降りた。一分でも一秒でも早く帰りたい。私だけのモンスターのところへ。
「ただいま」
返事なんてくるはずもないけどね。だってモンスターはまだしてくれないし、親何ていないもの。だから家だけは綺麗にしようと思ってたのにな。グルッと一周家を見渡してみる。今までの心がけ何て無駄だったのねぇ。
制服を脱ぎ捨てながら2階へ上がる。
きっとこの階段の音にモンスターは反応してくれている。
だってね。部屋に入った途端に私の首に手がかかる。睨まれても、目なんか背けてやらない。何かをあさるかのようにキスをされても、拒まない。痛くても大丈夫。跡が残ったって平気。それが私の価値になるのだから。
私達はまどろっこしい前座もない遊戯が始まる。
閉鎖された空間にあえぎ声だけが響く。
これでいい。
終礼が終わる。私は鞄に教科書と体育着を詰め込んだ。
「伊寄!!」
「何?」
「部活の事なんだけどさぁ…」
「それ。明日でもいい?」「えっうん…」
早く帰らなきゃ。
「じゃあね!!」
「ねぇ!!」
「何ッッ!!」
「何で最近そんなに急いでるの?」
「……クス」
「綺麗なものがあるからよ」
沙希の返事も聞かずに私は階段をかけ降りた。一分でも一秒でも早く帰りたい。私だけのモンスターのところへ。
「ただいま」
返事なんてくるはずもないけどね。だってモンスターはまだしてくれないし、親何ていないもの。だから家だけは綺麗にしようと思ってたのにな。グルッと一周家を見渡してみる。今までの心がけ何て無駄だったのねぇ。
制服を脱ぎ捨てながら2階へ上がる。
きっとこの階段の音にモンスターは反応してくれている。
だってね。部屋に入った途端に私の首に手がかかる。睨まれても、目なんか背けてやらない。何かをあさるかのようにキスをされても、拒まない。痛くても大丈夫。跡が残ったって平気。それが私の価値になるのだから。
私達はまどろっこしい前座もない遊戯が始まる。
閉鎖された空間にあえぎ声だけが響く。
これでいい。
感想
感想はありません。