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砲撃戦闘メカ シェパード 二十一

[356]  コウ  2007-07-15投稿
護はコックピットのハッチを開けると歩兵銃を持ち、美咲と共に出た。「美咲ちゃん、歩兵銃使える?」
「使えるよ!」
護は美咲に歩兵銃を渡した。
ガタッ
突然、敵戦闘メカのコックピットから銃を持った人が左腕を抑えながら走って行った
「待てっ!」
護は追い掛けて撃とうとしたが
「旧日本…軍?まさか…」
敵は旧日本軍軍服を着ていた
「おにーちゃん…」
「えっ?」
「おにーちゃんはね、昔死んだの。けど、生きてた。」
(つまり…奴は別人。まさか、美咲ちゃんは我が…)
「おにーちゃんは護のおにーちゃんに似てたよ。」
護は舌打ちした。
(そうか…あの例の事故で別れたのか、妹とな。ソ連軍が妹を拐ったと言うわけか。太平洋戦争の生き残りだなんて…有り得ないからね。)
「瑠璃ちゃん…」
「あれ?護のおにーちゃんは美咲のほんとーのお名前知ってるの?」
護は美咲(瑠璃)の頭を撫でた
「どうやら、私が実のおにーちゃんらしい。」
「じゃ、あのおにーちゃんは?」
「偽物だ。」
護はそう言うと追うのを止め、戻ると、敵戦闘メカのコックピットに入った。シェパードとはあまり変わらない操縦席だった。
「成程。敵戦闘メカは雑魚っぽい名前だな、『メタルロボ』とか。シェパードなんて優秀だからな。ん…」
護は閃光弾を見付けた。赤、黄、緑等。護は特殊自衛隊緊急時マニュアルの内容を思い出すと黄色の閃光弾を専用銃に詰めた。
「瑠璃ちゃん。よかったよ。祖国に帰れるよ。」
そう言って、銃の引金を引いた
パシュ〜
ドン…

「戦太郎艦長!あそこに黄色のやつがあるぞ。」
輝は黄色に光っているところに指を指した
「おそらく、護君はあそこに居るのだろう。運送ヘリは直ちに向かえ。」

「さて、次は…瑠璃ちゃん、滑走路の場所…長い道路の場所知らない?」
護は瑠璃に聞いた
「知ってる!こっちだよー!」護はついていく。滑走路に着くと、旧式零戦が発進体勢に入っていた。護は歩兵銃に持っていた徹鋼水銀弾を装填した。そして、旧式零戦には忠一が乗っていた。
『残念だったな。南雲護。そんな歩兵銃ではどうしようも出来ないだろうな。ハッハッハ!』
忠一がそう言った後、護は旧式零戦のエンジンに照準を合わせた。そして、零戦が飛び立った直後
ドガン!
護は歩兵銃の引金を引いた。

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