あの日 5
どうして人は人を傷つけるんだろう。なんで人を好きになったら周りが見えなくなるんだろう‥
放課後、いつもの公園に涼を呼んだ。
「早紀!どうした?話って」
涼‥ムリして明るく振る舞ってる?
「あのね‥ゥチ‥」
「拓也が好きなの‥だろ?」
え‥
「なんで?」
「俺を誰だと思ってんの!一応早紀の彼氏だよ♪」
「涼‥」
「なんつー顔してるのこの子は!!女の子でしょ!笑顔笑顔♪」
「ごめん‥ごめんね‥」「‥謝んなよ‥早く拓也のとこ行け」
涼の声は震えていた
「‥ぅん‥」 タッ
公園の出口の前、私は足を止めた
「涼ーッ!好きだったよ!!ありがとう」
―‥
早紀はそう言って走り去った。その後ろ姿は涙でにじんでいた。
「涼‥」
「美香?」
「元気出せよ♪」
バシッ
「ってーな‥なんで泣いてんだよ」
「同じだな〜って思って」
「は?」
「拓也にフられちゃった」
笑って言っていたけど目はうるんでいた。
「はは 似た者同士」
俺も笑って言った
その日は切ないぐらい、綺麗な夕日だった。
放課後、いつもの公園に涼を呼んだ。
「早紀!どうした?話って」
涼‥ムリして明るく振る舞ってる?
「あのね‥ゥチ‥」
「拓也が好きなの‥だろ?」
え‥
「なんで?」
「俺を誰だと思ってんの!一応早紀の彼氏だよ♪」
「涼‥」
「なんつー顔してるのこの子は!!女の子でしょ!笑顔笑顔♪」
「ごめん‥ごめんね‥」「‥謝んなよ‥早く拓也のとこ行け」
涼の声は震えていた
「‥ぅん‥」 タッ
公園の出口の前、私は足を止めた
「涼ーッ!好きだったよ!!ありがとう」
―‥
早紀はそう言って走り去った。その後ろ姿は涙でにじんでいた。
「涼‥」
「美香?」
「元気出せよ♪」
バシッ
「ってーな‥なんで泣いてんだよ」
「同じだな〜って思って」
「は?」
「拓也にフられちゃった」
笑って言っていたけど目はうるんでいた。
「はは 似た者同士」
俺も笑って言った
その日は切ないぐらい、綺麗な夕日だった。
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