Person of THE fate〜運命の人〜17
「あ、コーヒーだ」
目の前のドリンクホルダーを指して、さおりが言う。
「や〜、柄にもなく早起きしちゃったかんね。目覚ましにコンビニで買ったの。飲んで良いよ!」
運転しながらチラッとさおりを見る一樹。
(別に欲しかった訳じゃないんだけど…)
変な事言ったかも…と思いながらも、せっかくなので飲みかけのコーヒーを手に取る。
「いただきます…」
(ちょっと待て…?これって…)
そう思った直後、
「あ、間接キスだ」
隣で一樹が口に出して言った。
見る見るさおりの顔が赤くなるのを見て、爆笑する一樹。
「わっかりやすいね!」
口を押さえて俯くさおり。
一樹は笑うのを止め、車を止めた。
「さおりちゃん」
「はい?」
呼ばれて顔をあげるさおり。
「言うね…」
何の事かわかってしまって、せっかく冷めかけていた頬が又、熱くなる。
「さおりちゃんが好きです。付き合って下さい」
一樹がさおりの左手を取って握る。
予告はされてたけど、いざとなると又、違った緊張に襲われる。
さおりは小さな声で
「はい…」
と返事をした。
「よろしく、さおり」
(え、いきなり呼び捨て?)少し戸惑いながらも「こちらこそ」と答える。
「あと敬語も無しね」
目の前のドリンクホルダーを指して、さおりが言う。
「や〜、柄にもなく早起きしちゃったかんね。目覚ましにコンビニで買ったの。飲んで良いよ!」
運転しながらチラッとさおりを見る一樹。
(別に欲しかった訳じゃないんだけど…)
変な事言ったかも…と思いながらも、せっかくなので飲みかけのコーヒーを手に取る。
「いただきます…」
(ちょっと待て…?これって…)
そう思った直後、
「あ、間接キスだ」
隣で一樹が口に出して言った。
見る見るさおりの顔が赤くなるのを見て、爆笑する一樹。
「わっかりやすいね!」
口を押さえて俯くさおり。
一樹は笑うのを止め、車を止めた。
「さおりちゃん」
「はい?」
呼ばれて顔をあげるさおり。
「言うね…」
何の事かわかってしまって、せっかく冷めかけていた頬が又、熱くなる。
「さおりちゃんが好きです。付き合って下さい」
一樹がさおりの左手を取って握る。
予告はされてたけど、いざとなると又、違った緊張に襲われる。
さおりは小さな声で
「はい…」
と返事をした。
「よろしく、さおり」
(え、いきなり呼び捨て?)少し戸惑いながらも「こちらこそ」と答える。
「あと敬語も無しね」
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