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Person of THE fate〜運命の人〜20

[484]  じゅりあ  2007-07-16投稿
『さおりん、彼氏は嫌がらないの?俺とメールしてて』
正直に聞いた。

答えは、イエスでも、ノーでもなかった。

『気分が良い訳じゃないけど、メル友だって言うならメール続けてても良いって言ってたよ』

さおりはあの約束を守るつもりだ。
光太郎自身もさおりとメールを続けたい…だが…。

『彼氏に悪いし、さおりんも彼氏の事が本当に好きなら、やっぱりやめるべきだと思う』
自分が彼氏の立場ならやはり嫌だろう。
それに…このまま彼氏の話を聞かされても辛いだけだと光太郎は思った。
メールには打たなかったが…。

『わかった…。ゴメンね』
もうメール出来ない。

『今までありがとう、楽しかったよ』

もう、会うことさえ不可能だ。


『バイバイ』


さおりからの最後のメールを読み上げた時、自然と口から零れた。

「バイバイ…か…」

光太郎はリビングにあるソファーに俯せで倒れ込んだ。

テーブルには潰れた牛乳パックと携帯電話を残して―。



一方さおりは、光太郎との事を一樹に電話で話していた。

『でも、そいつ偉いんじゃない?彼氏に悪いからって』
「うん…」
頷いたさおりの目は、涙で腫れあがっていた。

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