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クレイジー・ブルー

[529]  摩耶  2007-07-18投稿
減らない少年犯罪と、それを傍観するだけのクズみたいな大人たち。
そんなゴミ溜のような汚れた街“ニシハシ”

だがここに、そんなゴミ達を一掃すべく、一人の男が立ち上がった。
天賀 青人。19歳…
澄み渡る空のような青い髪と、幼い表情からは想像もできない奇抜な言動から、人々は彼をこう呼んだ…

“クレイジー・ブルー”


20XX年
-ニシハシ駅-

「おっさんよぉ…服が汚れちゃったよ…クリーニング代、二万でいいや…はい、二万。」

「二万!?クリーニング代が二万もするわけ…ブフェ!」

男が言い終える前に、青年の拳が男の顔面にクリーンヒットした。

「財布もらってくぜー、じゃあな!」

青年は男のポケットから財布を抜き取り、その場を去っていった。その一部始終を見ていた野次馬の中に“奴”がいることも知らずに…

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