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紅蓮の恋、飛翔の如く1

[552]  千鶴  2007-07-19投稿
時代は幕末。京の街が酷い雨にうたれてる日に一つの報せが舞い込んだ。

「紗枝さん!大変だ!辰之助さんが新撰組にー!!」

そう、同士であり、幼なじみの村上伸介と石井儀三郎が報せに来た。

『兄が斬られた。唯一の肉親である兄が…。』

私は頭の中が真っ白になった。

私の名前は椿紗枝。生まれは長州の18歳。兄と共に腐った幕府の世を変える為に活動をしている。このところ、新撰組の取り締まりが厳しくなっていた。だから―。みんながいつ死ぬかも知れない状況で戦っているこんな時代。

『覚悟は出来ているつもりだった。』

でも、涙が止まらない。幼い時に両親を亡くし、兄の役に立ちたくて、守られるばかりの女でいるのが嫌で、随分前に武士になることを誓ったはずなのに。
何とか呼吸を整え、心配そうな顔で私を見ている同士に聞いた。

「下手人は新撰組の誰なの?」

「副長の土方歳三らしい。」

『土方歳三―。』


何人もの同士が新撰組の手で殺されている。私もその名前は聞いたことがあった。仲間思いの兄のこと、街で土方を見かけ、同士の無念を晴らそうとでもしたのか…。

『兄上―。』

私は一つの決意をした。

『兄上の無念は必ず紗枝が晴らします。』

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