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Person of THE fate〜運命の人〜34

[275]  じゅりあ  2007-07-21投稿
「ゴメン…困る事言って」
光太郎は視線を落とす。

自分の気持ちをぶつけても、さおりの迷惑にしかならないとわかっていたからだ。

さおりが口を瞑って言った。
「私も、我慢すんの辞めるっ…」

「え?」

さおりの言葉に思わず聞き返した。

「私、彼氏と別れたの…」

目を丸くして驚く光太郎。

「彼氏といても、こうちゃんの事が忘れられなかった…」

ため込んでいた気持ちを吐き出すかの様に言う。

「ま、マジで…?」
光太郎は、信じられないと言った感じだ。
さおりが頷くと光太郎はたまらなくなって、さおりへ近づく。

「こんな寒いのに、何でマフラーなし?」

「ガッコに忘れちゃった…」

光太郎は自分がしていたマフラーをさおりに掛けると
思い切り抱き締めた。

(やべ…顔が…)

嬉しくて、変な顔をしてるんじゃないかと心配する光太郎。

「俺、さおりんの運命の人になれるかな…」
耳元で囁かれて、さおりはまた頷く。

「それに、もし運命の人じゃなかったとしても―\r
私はそう思ってるから」





「あ、雪…」
ふわり、舞散る雪。

初雪が降り、クリスマスソングが流れる中、二人は初めてのキスを交わした―。

END

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