紅蓮の恋、飛翔の如く3
「寝首かくなら遊女にでも化けた方が良いんじゃねぇか。土方は女好きって噂があるぜ。」
儀三郎が嘲笑を浮かべた。
「新撰組に入るって、紗枝さんは男として生活していても体は女子なのですよ!!」
伸介が心配そうに言う。
子供の頃から私達3人は一緒だった。伸介は同い年なのに儀三郎と比べると体の線が細く、性格はとても穏和だ。何かにつけて私を女にしたがる儀三郎とは違い、伸介は私を『友人』として見てくれる。それは私が男として生きると決めた日から変わらない。
「私は私のやり方で土方の首を狙う。あんたたちには迷惑かけないから。」
「そんなこと―!!」
二人が声をそろえる。
『今日から私は兄の名前である辰之助を名乗ろう。命の全てを敵討ちに捧げる。』
その時の私に迷いはなかった。
儀三郎が嘲笑を浮かべた。
「新撰組に入るって、紗枝さんは男として生活していても体は女子なのですよ!!」
伸介が心配そうに言う。
子供の頃から私達3人は一緒だった。伸介は同い年なのに儀三郎と比べると体の線が細く、性格はとても穏和だ。何かにつけて私を女にしたがる儀三郎とは違い、伸介は私を『友人』として見てくれる。それは私が男として生きると決めた日から変わらない。
「私は私のやり方で土方の首を狙う。あんたたちには迷惑かけないから。」
「そんなこと―!!」
二人が声をそろえる。
『今日から私は兄の名前である辰之助を名乗ろう。命の全てを敵討ちに捧げる。』
その時の私に迷いはなかった。
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