片想い・12(ドキドキ)
どうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしようどうしよう。
私の横に寝ているのは、大西君・・・。一緒に今ベッドの中にいて、肩が触れ合う距離にいる。
・・・しまったぁあ〜!!下着上下違う〜!!
なんて馬鹿な事を考えていた。とても眠れる状況じゃない・・・。しかし、ふと大西君を見ると・・・
「ね、寝てるし・・・」
すぐ側で、静かな寝息が聞こえる。
改めて思った。大西君の顔、すごく綺麗だ。睫毛、長い。
綺麗な鼻筋。
やわらかそーな口。
・・・ヤバイ。これじゃぁ私、変態やん。
大西君を起こさないように静かにベッドから出た。
緊張がほぐれ、急に眠たくなってきて、ベッドにもたれかかり、大西君の寝顔を見ながら、ゆっくりとまぶたを落とした。。。
――――何時間寝ただろう。
ふと目を開けると、大西君と目があった。
「おはよう〜。そんな体勢で寝てしんどくなかった??」
「・・・う?・・・あっ、うち寝てもうてたんやぁ」
「(笑)気持ち良さそうに寝てた☆優衣ちゃん、面白いモン見せてあげよっか?」
「面白い物?何ぃー??」
「こっちきてみ♪」
寝起きでまだ少し寝ぼけながら、ベッドにあがり、大西君の横に座った。
大西君はベッドの横に置いてあったリモコンをつかみ、ボタンを押した。
突然部屋が真っ暗になった。何も見えない。
「えっ。大西君?何も見えない・・・」
「優衣ちゃん・・・」
自分の耳のすぐ側で、大西君の声がして心臓がドキドキした。自分の手に温かいモノが触れた。大西君の手だ。
「あっ・・・あの・・・」
「優衣ちゃん。このボタン押してみ♪」
「え?」
大西君の手に従って、ボタンを押した。その瞬間、自分達の目の前に無数の星が現れた。
「すごい!!ナニコレ!!」
「ふふふぅ〜♪プチプラネタリウム!!オモチャの割に結構綺麗やろ?」
「うん!!綺麗〜!びっくりしたっ!」
それからしばらくの間、お互い何も言わず、綺麗な星が回っているのをずっと見ていた。
その時間が幸せだった。高い天井に綺麗な星達がのぼっては消えて、またのぼっていく。
大西君は何を考えているんだろう?
ちらっと横を見ると、大西君は気持ち良さそうに目を閉じていた。
そして私も目を閉じた。
続く
私の横に寝ているのは、大西君・・・。一緒に今ベッドの中にいて、肩が触れ合う距離にいる。
・・・しまったぁあ〜!!下着上下違う〜!!
なんて馬鹿な事を考えていた。とても眠れる状況じゃない・・・。しかし、ふと大西君を見ると・・・
「ね、寝てるし・・・」
すぐ側で、静かな寝息が聞こえる。
改めて思った。大西君の顔、すごく綺麗だ。睫毛、長い。
綺麗な鼻筋。
やわらかそーな口。
・・・ヤバイ。これじゃぁ私、変態やん。
大西君を起こさないように静かにベッドから出た。
緊張がほぐれ、急に眠たくなってきて、ベッドにもたれかかり、大西君の寝顔を見ながら、ゆっくりとまぶたを落とした。。。
――――何時間寝ただろう。
ふと目を開けると、大西君と目があった。
「おはよう〜。そんな体勢で寝てしんどくなかった??」
「・・・う?・・・あっ、うち寝てもうてたんやぁ」
「(笑)気持ち良さそうに寝てた☆優衣ちゃん、面白いモン見せてあげよっか?」
「面白い物?何ぃー??」
「こっちきてみ♪」
寝起きでまだ少し寝ぼけながら、ベッドにあがり、大西君の横に座った。
大西君はベッドの横に置いてあったリモコンをつかみ、ボタンを押した。
突然部屋が真っ暗になった。何も見えない。
「えっ。大西君?何も見えない・・・」
「優衣ちゃん・・・」
自分の耳のすぐ側で、大西君の声がして心臓がドキドキした。自分の手に温かいモノが触れた。大西君の手だ。
「あっ・・・あの・・・」
「優衣ちゃん。このボタン押してみ♪」
「え?」
大西君の手に従って、ボタンを押した。その瞬間、自分達の目の前に無数の星が現れた。
「すごい!!ナニコレ!!」
「ふふふぅ〜♪プチプラネタリウム!!オモチャの割に結構綺麗やろ?」
「うん!!綺麗〜!びっくりしたっ!」
それからしばらくの間、お互い何も言わず、綺麗な星が回っているのをずっと見ていた。
その時間が幸せだった。高い天井に綺麗な星達がのぼっては消えて、またのぼっていく。
大西君は何を考えているんだろう?
ちらっと横を見ると、大西君は気持ち良さそうに目を閉じていた。
そして私も目を閉じた。
続く
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