もう一度・・・?
病院に到着して、手術室に向かう。まだ、梨湖には現実だとは思えなかった。
手術室の前には、陽の親友である咲麻拓斗と、その妻、愛音が手を取り合って小さく、小さく座っていた。愛音が廊下に目をやると、立ちつくしている梨湖を見つけた。
「梨湖ちゃん、あのね、あのね・・・。」
愛音の目には涙が溢れ、声にならない言葉で一生懸命、状況を伝えようとしている。咲麻も何か言おうとしてはいるのだが、言葉になっていない。
どんな言葉も、どんな声も、梨湖の耳には届かなかった。その時、
キィー・・・ガチャ、ガラガラガラ・・・
意識はなく、たくさんの管がついた、少し青白い顔の青年が運ばれていく。
「よ、陽・・・?うそ。嘘だ。なんで・・・」
青年、陽は止まることなく梨湖の前を通り過ぎた。
ガクッ!梨湖は膝からくずれおちた。
「嘘だ。うそだ!朝は、あんなに・・・。」
梨湖は、真っ青になり震えている。震えが止まらない。
いったい何が起こったというのか、梨湖には直視できない現実だった。
手術室の前には、陽の親友である咲麻拓斗と、その妻、愛音が手を取り合って小さく、小さく座っていた。愛音が廊下に目をやると、立ちつくしている梨湖を見つけた。
「梨湖ちゃん、あのね、あのね・・・。」
愛音の目には涙が溢れ、声にならない言葉で一生懸命、状況を伝えようとしている。咲麻も何か言おうとしてはいるのだが、言葉になっていない。
どんな言葉も、どんな声も、梨湖の耳には届かなかった。その時、
キィー・・・ガチャ、ガラガラガラ・・・
意識はなく、たくさんの管がついた、少し青白い顔の青年が運ばれていく。
「よ、陽・・・?うそ。嘘だ。なんで・・・」
青年、陽は止まることなく梨湖の前を通り過ぎた。
ガクッ!梨湖は膝からくずれおちた。
「嘘だ。うそだ!朝は、あんなに・・・。」
梨湖は、真っ青になり震えている。震えが止まらない。
いったい何が起こったというのか、梨湖には直視できない現実だった。
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