紅いアクマと私
私の名前は神崎珠梨亜(かんざきじゅりあ)。クォーターの16才の高校二年生、彼氏いなくて気になる人もいない。成績は中よりちょっぴり上かな?
どこにでもいる女子高生だと思ってる。
「ただいまー」
誰もいない玄関に声をかける。
両親は共働きになった。つい最近お母さんもパートを始めた。
別に寂しくなんかない。むしろ家でのびのびできてラッキーなくらい。
静かな家に私の足音だけが響く。
もし空き巣とかいたら驚いて逃げてるだろうな。
現実的だけどどこか非現実的なことを考えながら部屋のドアを開ける。
そこで私が目にしたのは
空き巣なんかよりも
ずっと非現実的なもの
まず、目に入ったのは鮮烈な紅
部屋中が紅く染まっている
それが血ではなく羽と気付いたころには、私はもっとショッキングなものを見てしまった。
私のお気に入りのベット。可愛い水玉模様の布団がのってる奴・・・の上に
人が寝ていた。
さらに驚くべきことに、そいつの背中には紅い翼があって。
人っぽいけど
人じゃなかった。
「キャアアアアア!!!」
私は悲鳴をあげた。
すると、ベットで寝た奴ががばっと起き上がる。
「ひっ」
私はまた小さな悲鳴をあげる。
その紅い翼を持った人外生物は私に人差し指を向けると、何か小さく呟いた。
−魔法!?
私は思わず目をきつく閉じる。
でも
いつまでたっても
何も起こらないので
私はおそるおそる目を開ける。
紅い奴は
またベットに寝ていた。
正確には倒れていた。
そっと近づくと
相手がこっちに顔を向けて、目があった。
相手は体を起こそうとしたが、体に力が入らないらしく、へなへなどベットに倒れた。
よく見ると汗びっしょりで、息も荒い。とても苦しそうだ。
私はもう一歩相手に近付く。
相手はまだこっちをじっと見ている。
私はまるで弱った猛獣に近付くような気分だった。
羽に紛れてたから気付かなかったけど髪も紅い。
目は真っ黒。
瞳が見えない。
私はその猛獣がいるベットのわきに座ると声をかけた。
「大丈夫?」
どこにでもいる女子高生だと思ってる。
「ただいまー」
誰もいない玄関に声をかける。
両親は共働きになった。つい最近お母さんもパートを始めた。
別に寂しくなんかない。むしろ家でのびのびできてラッキーなくらい。
静かな家に私の足音だけが響く。
もし空き巣とかいたら驚いて逃げてるだろうな。
現実的だけどどこか非現実的なことを考えながら部屋のドアを開ける。
そこで私が目にしたのは
空き巣なんかよりも
ずっと非現実的なもの
まず、目に入ったのは鮮烈な紅
部屋中が紅く染まっている
それが血ではなく羽と気付いたころには、私はもっとショッキングなものを見てしまった。
私のお気に入りのベット。可愛い水玉模様の布団がのってる奴・・・の上に
人が寝ていた。
さらに驚くべきことに、そいつの背中には紅い翼があって。
人っぽいけど
人じゃなかった。
「キャアアアアア!!!」
私は悲鳴をあげた。
すると、ベットで寝た奴ががばっと起き上がる。
「ひっ」
私はまた小さな悲鳴をあげる。
その紅い翼を持った人外生物は私に人差し指を向けると、何か小さく呟いた。
−魔法!?
私は思わず目をきつく閉じる。
でも
いつまでたっても
何も起こらないので
私はおそるおそる目を開ける。
紅い奴は
またベットに寝ていた。
正確には倒れていた。
そっと近づくと
相手がこっちに顔を向けて、目があった。
相手は体を起こそうとしたが、体に力が入らないらしく、へなへなどベットに倒れた。
よく見ると汗びっしょりで、息も荒い。とても苦しそうだ。
私はもう一歩相手に近付く。
相手はまだこっちをじっと見ている。
私はまるで弱った猛獣に近付くような気分だった。
羽に紛れてたから気付かなかったけど髪も紅い。
目は真っ黒。
瞳が見えない。
私はその猛獣がいるベットのわきに座ると声をかけた。
「大丈夫?」
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