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もう届かぬ想い2

[708]  優乃  2005-10-09投稿
「健也サッカー上手いなぁ…」

そう思いながらサッカーを見ていると女の子達の団体が健也の方に向かって走って行く。

…きっと健也ファンクラブの人達だろう…

「キャ―――――――!!健也様サッカー頑張って!!」

遠くからさっきの女の子達の声が聞こえる

――――彼女がいるのに
飽きないなぁって
よく思う

「…あんな事して何になるんだろ……??馬鹿馬鹿しい」

私はボソッとそう言うとその場を立ち上がり、健也のトコロに行く事にした

「…健也。ウチそろそろ体冷えてきた」
「えっマジ?? じゃあ帰るか…!!」
「う…」
「え――――!?健也様もう帰っちゃうんですか!?せっかく来たのに――――…」

私が「うん」と返事をしようとした時…
ファンクラブの人達が喋った

―――――ウザ…

「ファンクラブの皆さん… 健也にはちゃんとした彼女がいるんで… だからそのクラブなくしていただきません??」

ムカついたの言ってやった

…これでファンクラブなんか…
きっとなくなる―――――

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