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ただ、愛してるlove.3

[436]  きてぃ  2007-07-26投稿


……
…キーンコーンカーンコーン


結局遅刻して、遅れて教室に入った桜とあたし。

担当の先生には、軽く注意されただけで済んだ。


「あれだよ。桜は運動系得意になったら、もう完璧なんじゃん?」

ケータイをぴこぴこいじりながらさりげなく桜を慰めてるとも。


桜は自分のせいで、先生に注意されたあたしに、罪悪感で少し落ち込んでるみたいだ。



「みき〜ごめん〜。もう桜どんくさいよね。みきに迷惑かけて…ほんとにこゆ桜きらい」

大きいまんまるい目が少しうるうるしてる
…か〜わいい〜!


「別に全然気にしてないって!気にしすぎだって〜。あたしは大丈夫だから。ねっ!」

「み〜き〜」

甘えながらあたしに抱きついてきたし、この甘えん坊〜〜

ほらぁ、桜のこと好きな和田くんがこっち見てるよ〜
絶対あたしいい印象持たれてない!
逆にライバル意識されてる?!
…ってレズかい!

あたしと桜はいわば親友ってやつで、う〜んと…そぅ、あれだ。
゛友達以上 恋人未満゛

これってふつう男友達に使う言葉だけどね。



「そぉ〜だぁ〜!今日ねぇ、3年生のプリンスが来てるらしぃよぉ〜!!」

姫丸出しのぴんくと白のりぼんやストーンでデコられた手鏡に自分を映しながら友香が言った。

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