ただ、愛してるlove.3
……
…キーンコーンカーンコーン
結局遅刻して、遅れて教室に入った桜とあたし。
担当の先生には、軽く注意されただけで済んだ。
「あれだよ。桜は運動系得意になったら、もう完璧なんじゃん?」
ケータイをぴこぴこいじりながらさりげなく桜を慰めてるとも。
桜は自分のせいで、先生に注意されたあたしに、罪悪感で少し落ち込んでるみたいだ。
「みき〜ごめん〜。もう桜どんくさいよね。みきに迷惑かけて…ほんとにこゆ桜きらい」
大きいまんまるい目が少しうるうるしてる
…か〜わいい〜!
「別に全然気にしてないって!気にしすぎだって〜。あたしは大丈夫だから。ねっ!」
「み〜き〜」
甘えながらあたしに抱きついてきたし、この甘えん坊〜〜
ほらぁ、桜のこと好きな和田くんがこっち見てるよ〜
絶対あたしいい印象持たれてない!
逆にライバル意識されてる?!
…ってレズかい!
あたしと桜はいわば親友ってやつで、う〜んと…そぅ、あれだ。
゛友達以上 恋人未満゛
これってふつう男友達に使う言葉だけどね。
「そぉ〜だぁ〜!今日ねぇ、3年生のプリンスが来てるらしぃよぉ〜!!」
姫丸出しのぴんくと白のりぼんやストーンでデコられた手鏡に自分を映しながら友香が言った。
感想
感想はありません。
「 きてぃ 」の携帯小説
- ただ、愛してるlove.16
- ただ、愛してるlove.15
- ただ、愛してるlove.14
- ただ、愛してるlove.13
- ただ、愛してるlove.12
- ただ、愛してるlove.11
- ただ、愛してるlove.10