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ナイト・オン・ドラグーン【119】話『決戦の幕開け』

[250]  みるく  2007-07-27投稿
『んっ…』

『やっと目を覚ましたかマナ…』

うっすらとマナは目を開ける、そこにはアインの顔があった。

そしてその後ろに見えるのは赤い空…。

『アイン!私っ!私ね!?』

『あぁ、わかってる。今から世界の破壊を止めよう、そうだろ?』


マナは口ごもる。夢の中で思い出した記憶が全て自分に関係していることを…

『着いたぞ…この終わった世界を救う場所。”再生の地”に。』


『これでようやく世界に平和が…』


アインが言いかけた時だった。

−ここまで来たか…神竜族の末裔よ…


赤い空いっぱいに野太い者の声が響いた。


突然、空気が震え、暴風がアイン達を襲った。

『ぬぅう!?』


『な、なんだこの風は!』

『きゃあ!』


マナが暴風に体ごと飛ばされるのをアインは見た。

『マナーーっ!!』

『アイン!』

互いに手を伸ばすが指先が触れたとたん、一気に引きはがされてしまった。

『小僧っ!暴風域を突破するぞ!!』

『ま、まってくれレグナ!マナがっ!』


『馬鹿者が!我らまで巻き添えを喰らったら助けにもいけんぞ!』

レグナは上空へ舞い上がる。

下を見下ろすとアイン達がいた場所にだけ竜巻が発生していた。

『マナは!?どこだ!!どこにいる!』

マナの行方を捜すが、この広大な空から人1人見つけるのは難しすぎる。


『…っ!』


レグナが急旋回した。アインの中での天地がひっくり返る。

避けたレグナの体を通り過ぎるように巨大な炎の塊が高速で翔けた。


『不意打ちか!?どこから!』

『わからぬ…だが、先ほどの声の主であることは間違いない』


−ククク…鈍速な竜かと思うたが、以外に俊敏だな…

愉快そうに野太い声が今度は、はっきりと聞こえた。

刹那の一瞬、アインとレグナの目の前にマナが現れた。

『マナ!よかった…無事だったのか』

アインが手を差し延べようとした時だった。


『よせ!小僧!!』

レグナが叫ぶ。


マナの口元に笑みが走るのを見た。


瞬間、レグナは後方へ羽ばたき距離を取った。


『この娘…操られておる!』

感想

  • 7760: 続きが早く見たいです; [2011-01-16]
  • 8508: 続きみてえー!!!!!!!!!!!!!! [2011-01-16]

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