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指切り?

[766]  雪ウサギ  2007-07-28投稿
どれぐらいたったのだろうか…
辺りは暗くなりはじめていた…
「うわ…もうこんな時間?」
時計は7時を過ぎている。「けっこう話してたからなぁ?」
「私そろそろ帰るね」
と美琴は家に帰ろうとした。その時、悠司が美琴の腕を掴んだ。
「明日も…会えるか!?」「え?あ…うん…」
美琴の返事を聞くと悠司は腕を掴んだ手を離した。
「ここで待ってるから…」そう言って美琴の背中を押す。

「ただいま?」
それからしばらく歩いて、家に帰り着いた美琴はそのままお風呂に直行した。
母が、帰ってくるのが遅い!と、怒鳴られる前にお風呂に鍵をかけて入る。
「…明日何…着ようかなぁ…」
と、シャワーを浴びながら考えていると、 
チクッと腕に痛みがはしる「何?」
と、腕を見ると血が流れてる…
コツン…
今度は頭の上に何かが落ちてきた。 
頭をふってみると
針が2、3本落ちてきた…「え…?」
コツン…コツン… 
足下に違和感…
恐る恐る床を見ると、床の半分の面積が針で埋まっている…
「な…何こ…れ…何処から…」
視線をあげる…
シャワーを見る…
シャワーは水の代わりに銀色の針を落としている…

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