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青空の下で ?

[335]  綾美  2006-03-08投稿


5月12日―――\r


『ぎゃあぁ!!!!!!!!』

「あぁ!!!!!!!!」


教室に悲鳴が。


私は……谷野くんのカバンにイチゴミルクソーダをこぼしてしまった。

『ごっ………ごめんねっ!!!!』

一生懸命ふいたけど、イチゴミルクソーダは手強かった。


教室内はイチゴミルクソーダの匂いがプンプンしてた。

もちろん、谷野くんのカバンも……………


『本当にごめんねっ!!カバン……まだ新しいのに。』

それなのに彼は、
「いいって♪気にしないで☆吉川ってホントおっちょこちょいだなぁ(笑)」


って、またあのくしゃくしゃ笑顔で、答えてくれた。

その日の夜から、私たちは毎日のようにメールするようになった。

なぜだか分からないけど、学校でも2人で話すことが多くなった。


谷野くんといるとすっごく楽しくて、自分を作らないでいられた。



【ありのままの自分】でいられた。


でも、全く恋愛感情はなかったの。少しも。

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