(ID:18105) - 携帯小説！(PC版)

エツコちゃんは、お腹の赤ちゃんとバイバイするために
お金を貯めようとしました。
お友達にもパパにもママにも言えません。

エツコちゃんには、小さい頃から毎日していることがあります。
夜になるとカーテンを開けて空を見上げます。
お星様にお願いです。
「明日もみんなが幸せでありますように。」

エツコちゃんは今日もお願いです。
もう１つ、お願いを付け加えました。
「ちゃんとお腹の赤ちゃんとバイバイできますように。」

夏休みに入り、ケンタくんとは会いません。
しかし、たまたま道で会ってしまいました。
その日は、エツコちゃんはとても気分が悪く、ケンタくんには気付きません。
ケンタくんはエツコちゃんに気付いています。
しかし、気付かないふりをしました。
ケンタくんは、エツコちゃんの隣を通り過ぎ、振り返らずに歩いて行きました。

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