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紅いアクマと私04

[265]  2007-07-31投稿


目を開けると知らない場所。
少しずつ頭が冴えてくる。

ゆっくりと体を起こす。まだ怠いが、動ける。

あの人間が目に映った。
人間は俺の落ちた羽根を見ていた。
綺麗、とでも思っているのか。

馬鹿馬鹿しい。


人間が羽根から目を上げた。

俺と目が会う。
人間は身構える。
俺も、身構える。

すでに発動の準備はできている。

俺は人間に問い掛ける。

「お前はなんでここにいる」

気になっていた。

たまたま入った家。
熱い体でなんとか[壁]を張った。
誰も入れないように。

それなのに、なぜこの人間はここにいる。

「そんな・・・あ・・・えっと・・・」
イライラする。

「わかんない・・・」

はあ?
わかんない?
なんだそれは?

イライラが募る。

「もういい。次だ。お前は何だ?」

「え・・・あ、あんたは?」

人間のくせに問いに問いで返してきたんだ。

「俺が質問してるんだ。早く答えろ。名前、位、種族」

「はい。・・・神崎珠梨亜。・・・高校生で、種族・・・・人間です」

ジュリア、か。


「あんたは・・・?」

人間がか細い声で言った。

「アルカディア・シェンザード。位は大聖緋人。種族は」

「天使だ」


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