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I need … -5-

[284]  2006-03-09投稿
「み…えみ!」そうよばれて私は目が覚めた。「ぇ…ッ何?!」びっくりしてベットから飛び上がると母が横に立ってしかめ面で見ていた。「な,何?」「もぅ昼よ?ずっと起こしてるのに,こんな時間まで寝てるなんて…どしたの?昨日も遅かったみたいじゃない。」「ああ…ちょっと友達ともりあがっちゃって…でもすぐ帰ったよ?」「もぅ…昨日はたまたまお父さん出張だったから良かったけど…今度見つかったら知らないわよ。学校も休んで…明日はちゃんと行くのよ!」「はぁい…」しぶしぶと母はでて行った。私はほぅっとため息をついた。(出張か…だったらもぅ少しいたかったな…)そぅ思った瞬間ハッとした。「え…いたかったって…あたし…」私の頭の中には昨日ハルが見せた笑顔が残っていた。

『ぇみ学校来なぃの?大丈夫?何かぁった?』リカからメールがきていた。『ごめん。昨日帰りぃろぃろぁってさ,寝坊↓明日ゎ行くょ』

別に自慢じゃないけど見た目私はカナリ遊んでそうに見られるが学校を休む事などめったにないし,勉強も少しできる方だった。それもこれもあの厳しい父のおかげだが,だからちょっと遅刻しただけで友達には心配された。

次の日…
「えみ!おっはよ〜」リカが声をかけてきた。「あ,おはよ-」「昨日大丈夫だったの?もしかしてお父さんに何か言われてた?」「ん-ん。今出張なんだ。一ヶ月は帰ってこないよ」実は私は昔から人と絡むのは苦手で,何でも話せる相手がこれといっていなかった。リカは高校入ってすぐ仲良くなれた唯一の友達だった。優しくて気があうのでよくツルんでいた。

「じゃぁ昨日どした?ナンパしつこかったとか?」「昨日さ…」私は一通りリカに話した。だけどハルの事は一切言わなかった。言っちゃいけないような気がした。「マンガみたいな女だな〜!マジウケるし!でもタクシ-あって良かったね。昨日はマジ心配したからさ〜」本気で心配してくれてたリカに少し胸が痛んだ。「え?!ハルくんと連絡とれたの?!」
ドキッ

私はビックリして声のした方を見た。
そこには泣いているリナちゃんの姿があった。

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