サツジンシャ
いままで
何人も
何人も
コロシテきた
だって
そうじゃないと
受け入れられなかったから
いつしか
自分で
考えることを
辞めて
他人ばかりを
気にして
私の両手は
深く
朱く
染まっていった
都合のいい
お手軽な
普通の
個性のない
人間になってた
コロシタ私の分身は
悪いやつばかり
ではなかった
良いやつもいた
シビトは
囁いてくる
生き返らせてと
シビトは
囁いてくる
シビトは甦らないと
何人も
何人も
コロシテ
いま
ここにいる私は
本当に
私なのだろうか?
、
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