携帯小説!(PC版)

トップページ >> 恋愛 >> 君だけを(1)

君だけを(1)

[652]  じゅりあ  2007-08-04投稿
昼休みの美術室にいつもいるアイツ。

気付いたら目で追ってた。
だけど自分の気持ちに気付きたくなくて、知らないフリしてた。

面倒だと思ったから。


井上尊(みこと)とは同じクラスで周りと余りつるまないタイプの人間だ。
喘息持ちとかでよく学校を休んでる。
私、加島七海は対照的でわりと活発なタイプ。友達は結構いる方。だけど広く浅くと言った所だ。



「七海〜!キャッチボールしよーよ」
昼休み、いつもの様にサヤが誘いに来た。
「よっしゃ!行きますか」
腕まくりなんかしちゃって、校舎を後にする。
私達は校庭に出るとさっそくキャッチボールを始めた。
始めは普通に投げていたのがつまらなくなって来て
「いっくぞ〜!」
目一杯投げて見せる。
ボールは勢いよく、サヤの元へ…
と言いたい所が、手元が狂って校舎の窓ガラスに打ちあたった。

ガッシャーン!

「うぁっ!マジィ〜!?」
「やばくない?」
「ちょっと見てくるわ」
私はサヤを残して割れた窓の様子を見に行った。

そこは美術室で、中では人が屈み込んでいた。

「ごめんなさい!大丈夫ですか!?」
私は焦って近づいて行く。顔をあげたその相手が井上尊、その人だった。

感想

感想はありません。

「 じゅりあ 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

新着小説作品

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス