君だけを(4)
絵に見とれすぎてチャイムが聞こえてなかった私は、教室に戻ると本日二回目の説教を受ける事になった。
「何やってんのぉ〜!」
隣で爆笑しているサヤ。
私はボケーっとして無意識に井上の席を見たが、そこにアイツの姿はなかった。(早退…?)
放課後、帰る準備を済ませて教室を出るとまたもやケンちゃんに呼び止められた。
「井上だがな、あの後いつもの喘息が出たそうだ。また明日、来るようだったらちゃんと謝っとけよ」
「はぁい」
つぅか一応謝ったよ?
去って行くケンちゃんの後ろ姿を見て呟いた。
―翌日、昼休み―\r
「今からあの子らとキャッチボールするけど、七海はどーする?」
いつものようにサヤが聞いて来たけど、
「やー、昨日の今日だし。さすがにやめとくわ(笑)」断ると校内をブラリ。
美術室まで来て何げに覗いて見る。
(なんだ、来てんじゃん)
井上の姿を見つけて中に入る。
「サボりですかっ?」
私の問い掛けに、井上は反応を示さない。
「無視かよ!」
「……」
そーゆう態度とるのかい。
「昨日は本当ゴメン。でも、わざとじゃないし事故だから、ねっ?」
それでもこちらを見ようともせず、何やら描いてるのを覗こうとしてやった。
「何やってんのぉ〜!」
隣で爆笑しているサヤ。
私はボケーっとして無意識に井上の席を見たが、そこにアイツの姿はなかった。(早退…?)
放課後、帰る準備を済ませて教室を出るとまたもやケンちゃんに呼び止められた。
「井上だがな、あの後いつもの喘息が出たそうだ。また明日、来るようだったらちゃんと謝っとけよ」
「はぁい」
つぅか一応謝ったよ?
去って行くケンちゃんの後ろ姿を見て呟いた。
―翌日、昼休み―\r
「今からあの子らとキャッチボールするけど、七海はどーする?」
いつものようにサヤが聞いて来たけど、
「やー、昨日の今日だし。さすがにやめとくわ(笑)」断ると校内をブラリ。
美術室まで来て何げに覗いて見る。
(なんだ、来てんじゃん)
井上の姿を見つけて中に入る。
「サボりですかっ?」
私の問い掛けに、井上は反応を示さない。
「無視かよ!」
「……」
そーゆう態度とるのかい。
「昨日は本当ゴメン。でも、わざとじゃないし事故だから、ねっ?」
それでもこちらを見ようともせず、何やら描いてるのを覗こうとしてやった。
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