私の好きな人・6
好きな人に好きな人がいました。しかも……
男…
「はぁぁ?」
家に帰りつき、そのまま部屋に直行してため息をつく。
色々ショックがあり、まだ頭が混乱している…
「男の人に生まれたかったカモ…はぁ…」
本日、何回目か分からないため息をつく。
自分の事を好きになってもらえそうにない…
「私、女だしね?アハハ…」笑い声さえ虚しく感じる…
「でも…」
と、右手に持っている紙を握りしめる…
「先輩とメアド交換しちゃったや…」
自然に頬がゆるむ。
その時、携帯の着信音が部屋に鳴り響く。
「あ…先輩からだぁ」
=優ちゃん?こんばんは。これからよろしくね?
あ。今日言おうと思ったんだけど、名字じゃなくて名前でいいよ?ちなみに俺の名前、慧ね。けいって読むの?=
届いたメールにしっかり、鍵をつける。
「…名前…知ってますよっと…」
急いで返信して、ベッドに倒れこむ。
「名前…だから…慧先輩でいいのかな?」
名前呼び…
明日からはまた名字呼びに変わっているだろう…
だけど…
「慧…」
いまだけは…―
男…
「はぁぁ?」
家に帰りつき、そのまま部屋に直行してため息をつく。
色々ショックがあり、まだ頭が混乱している…
「男の人に生まれたかったカモ…はぁ…」
本日、何回目か分からないため息をつく。
自分の事を好きになってもらえそうにない…
「私、女だしね?アハハ…」笑い声さえ虚しく感じる…
「でも…」
と、右手に持っている紙を握りしめる…
「先輩とメアド交換しちゃったや…」
自然に頬がゆるむ。
その時、携帯の着信音が部屋に鳴り響く。
「あ…先輩からだぁ」
=優ちゃん?こんばんは。これからよろしくね?
あ。今日言おうと思ったんだけど、名字じゃなくて名前でいいよ?ちなみに俺の名前、慧ね。けいって読むの?=
届いたメールにしっかり、鍵をつける。
「…名前…知ってますよっと…」
急いで返信して、ベッドに倒れこむ。
「名前…だから…慧先輩でいいのかな?」
名前呼び…
明日からはまた名字呼びに変わっているだろう…
だけど…
「慧…」
いまだけは…―
感想
感想はありません。