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風の想い〜第二章〜 「風の揺れ」

[564]  YU★RI  2007-08-06投稿
風丞は教室を出ていった後、少し考えていた。
風丞:「さっき言い過ぎたなあ。うーん、謝りに行った方がいいよなあ・・・よっしゃ、決めた。今から謝りに行こ。」
そう思い風丞は教室に戻った。しかし、そこにはもう春香の姿はなかった。
風丞:「あれ!?風野の奴どこに行ったんや?」
クラスメイト:「おっ風丞。さっきはえらい怒ってたなあ。風野なら今部活に行ったとこやぞ。まだ走ったら追いつけると思うで。」
風丞:「そっか。サンキュー。」
すぐに風丞は走って春香の後を追いかけて行った。すると、春香はちょうど下駄箱で靴に履き替えていた所だった。
風丞:「風野ー。ハァハァ…さっきはごめん。突然怒ったりして...でも、俺…」
春香:「知ってるよ。私もさっきごめん。何にも知らないのにあんな事言っちゃって。でも金田………私はそんな経験をしてる金田なら絶対に甲子園にいけると思うんだ。人一倍チームメイト想い、人一倍悔しがって、人一倍勝ちにこだわる。そんな人なかなかいないよ!?だから金田に野球部に入って欲しいの!お願い!!!」
風丞:「野球かあ・・・俺もまたやりてえなあ。でもな風野、もう仲間にあんな思いさせるの嫌なんだ。俺のせいで負けるなんて嫌なんだよ。」
風野:「意気地無し!何が自分のせいで負けるなんて嫌よ!私なんか野球がしたくても出来ないのよ!?女だからって言う理由で試合に出れないのよ!?それなのにそんなこと言って…打たれてもいいじゃない!負けたっていいじゃない!ただ今の自分が出来ること精一杯頑張ったらいいじゃない!そんなに逃げてばっかりじゃ一生後悔するよ?もう一回頑張ってみなよ!」
風丞:「………とう」
春香:「えっ!?」
風丞:「ありがとう…俺確かにあの試合以来逃げてたかも知れない。今出来る事から全部逃げ出してた。風野...ちょっと考えさせてくれねえか?」
春香:「うん。いいわよ。じゃあ私部活あるからもう行くね。いい返事待ってるよ。」
春香は走り去って行った。その後風丞は家に帰ってベッドの上で考えていた。
風丞:「俺、悔しさからのがれるためずっと逃げてたなあ・・・でも今やったらちゃんとまた野球と向き合える様になりそう………今やるべき事を精一杯頑張るか。よっしゃ、もう一回野球頑張ってみよ!!!」

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