ヤス#124
ヤス#124
ヤスはポケットからアイノツブテを取り出した。心なしか大きくなったような気がする。小さなツブテはヤスの掌で輝いていた。
「やっちゃん…これ…やっちゃんからいただいたアイノツブテ…ネックレスにして身につけているわ」
「そうか…その手があったか…それならなくしたりしないね」
「うん。これをつけているとね…やっちゃんに守られている気がするの」
「今日のヤツは、恐らく小物だと思う。きっと、もっと凄い魔物がやってくるに違いない。肌身離さず、つけておくんだよ」
「…はい。やっちゃん…あの…」
「うん、何?」
「あの…」
「なんだい?」
「お情けを…」
「お情け?」
「もうっ!これ以上言わせないで!」
「あ…そう言う事」
「はい…そう言う事です」
ヤスは微笑みながら泰子を引き寄せた。
唇が重なる。ヤスは久しぶりに甘い官能の世界に身を投じた。
翌日、泰子は島へ戻って行った。
ヤスはポケットからアイノツブテを取り出した。心なしか大きくなったような気がする。小さなツブテはヤスの掌で輝いていた。
「やっちゃん…これ…やっちゃんからいただいたアイノツブテ…ネックレスにして身につけているわ」
「そうか…その手があったか…それならなくしたりしないね」
「うん。これをつけているとね…やっちゃんに守られている気がするの」
「今日のヤツは、恐らく小物だと思う。きっと、もっと凄い魔物がやってくるに違いない。肌身離さず、つけておくんだよ」
「…はい。やっちゃん…あの…」
「うん、何?」
「あの…」
「なんだい?」
「お情けを…」
「お情け?」
「もうっ!これ以上言わせないで!」
「あ…そう言う事」
「はい…そう言う事です」
ヤスは微笑みながら泰子を引き寄せた。
唇が重なる。ヤスは久しぶりに甘い官能の世界に身を投じた。
翌日、泰子は島へ戻って行った。
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