風の想い〜第五章〜 「風の真価」
風丞と照平は野手より格段に速くアップが終わっていた。
照平:「ほな、キャッチボールやろか?風丞、お前久しぶりやけど投げれるか?」
風丞:「当たり前やん!俺はやってない間もずっとボールは投げててんで。余裕やんけ!」
二人はキャッチボールを始めた。初めは肩を慣らすためゆっくりと大きなフォームで投げた。徐々に二人の肩は温まって行きお互いに球が走り始めた。
『ズバァァァーーン』
照平:「おっごっつい球やないけ。こんないい球捕るの初めてやわ!」
風丞:「何を言うとねん!?まだまだこんなんちゃうぞ。もうちょっと肩温まったらもっといくぞ!てか、照平。お前もいい球やな。ピッチャーすれば?笑」
照平:「何を言うとんや!お前がピッチャー、俺がキャッチャー。それで甲子園行くってさっき言うたやろ!」
風丞:「ははっ冗談やって!」
二人はどんどん離れていくが、ノーステップのまま軽々と投げていた。周りから見るとどう見てもゆうに100メールある距離だった。
将志:「すげえな!あいつら、よっしゃみんなあいつらに負けんなよ。俺らもキャッチボールや!」
チームメイト:「よしっ!!!」
風丞が入った事に今までよりさらに気合いが入った野球部だった。
キャッチボールが終わり、次はブルペンでピッチング。久しぶりのピッチングに風丞は興奮の色を隠せなかった。
照平:「おいおい、風丞落ち着けよ。そんなんじゃストライク入らねえぜ!?」
風丞:「分かってるって!じゃあ行くぞ!!!」
風丞は振りかぶり左足を上げる。力が入り過ぎているのか動きがぎこちない。
『ガシャャーーンッ』
ボールは照平の遥か頭上を通っていきネットに突き刺さった。
風丞:「あっ!!!力みすぎた……」
照平:「ほら、見ろ。いいか、久しぶりで興奮するのは分かるがピッチャーはいつでも冷静じゃなきゃならねえ。そんな事も忘れちまったか?」
風丞:「ごめん…つい調子に乗ってしまって...よし、じゃあ次行くぞ。」
冷静さを取り戻したのか、風丞のフォームはダイナミックにそして流れるような動きだった。そして、鞭のような腕のしなりで渾身の球を投げてきた。
『ズババァァァーーンッ』
照平:「うおーい、いい球じゃねえか!一発で腕が痺れるぜ!よっしゃもっと来いもっと!!!」
照平:「ほな、キャッチボールやろか?風丞、お前久しぶりやけど投げれるか?」
風丞:「当たり前やん!俺はやってない間もずっとボールは投げててんで。余裕やんけ!」
二人はキャッチボールを始めた。初めは肩を慣らすためゆっくりと大きなフォームで投げた。徐々に二人の肩は温まって行きお互いに球が走り始めた。
『ズバァァァーーン』
照平:「おっごっつい球やないけ。こんないい球捕るの初めてやわ!」
風丞:「何を言うとねん!?まだまだこんなんちゃうぞ。もうちょっと肩温まったらもっといくぞ!てか、照平。お前もいい球やな。ピッチャーすれば?笑」
照平:「何を言うとんや!お前がピッチャー、俺がキャッチャー。それで甲子園行くってさっき言うたやろ!」
風丞:「ははっ冗談やって!」
二人はどんどん離れていくが、ノーステップのまま軽々と投げていた。周りから見るとどう見てもゆうに100メールある距離だった。
将志:「すげえな!あいつら、よっしゃみんなあいつらに負けんなよ。俺らもキャッチボールや!」
チームメイト:「よしっ!!!」
風丞が入った事に今までよりさらに気合いが入った野球部だった。
キャッチボールが終わり、次はブルペンでピッチング。久しぶりのピッチングに風丞は興奮の色を隠せなかった。
照平:「おいおい、風丞落ち着けよ。そんなんじゃストライク入らねえぜ!?」
風丞:「分かってるって!じゃあ行くぞ!!!」
風丞は振りかぶり左足を上げる。力が入り過ぎているのか動きがぎこちない。
『ガシャャーーンッ』
ボールは照平の遥か頭上を通っていきネットに突き刺さった。
風丞:「あっ!!!力みすぎた……」
照平:「ほら、見ろ。いいか、久しぶりで興奮するのは分かるがピッチャーはいつでも冷静じゃなきゃならねえ。そんな事も忘れちまったか?」
風丞:「ごめん…つい調子に乗ってしまって...よし、じゃあ次行くぞ。」
冷静さを取り戻したのか、風丞のフォームはダイナミックにそして流れるような動きだった。そして、鞭のような腕のしなりで渾身の球を投げてきた。
『ズババァァァーーンッ』
照平:「うおーい、いい球じゃねえか!一発で腕が痺れるぜ!よっしゃもっと来いもっと!!!」
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