紅いアクマと私07
とんとん
突然、私の部屋のドアがノックされた。
お母さん、帰ってきたっちゃ!!!
「じゅりー?いるのー?」
いるけど、部屋にとんでもないのがいるから無理!だなんて言えない。
無情にもドアが開かれ・・・
「じゅり・・・!!」
お母さん、びっくりしてる。
そりゃこんな紅い奴がいたらね。普通驚くよね。
「髪・・・どうしたの?」
へ?
「黒に戻したの?」
ん?
それはそうだけど。
もっと驚くものがあるでしょう?
「普通は見えないんだが」
私の後ろでアルが呟いた。
普通って何を規準にしてるのよ。
とにかく私は、アルが私以外の人には普通見えないことに安心し、夕飯を食べることにした。
感想
感想はありません。