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私はね。? 〜姉貴との記憶

[316]  胡麻  2007-08-12投稿
一週間位前……
いや、話の全てを含めたら二週間位前の話だろうと思う……







二週間前の夜。










『ねぇねぇ!!未来ッッ!見てこれ』

姉貴が私に自分の携帯を見せた。


『何?』

私は嫌々、その携帯の画面に目をやった。


そこには、姉貴と隣には…見覚えのある男。


私と同じ高校に通う、一個上の先輩にあたる人と姉貴が仲良さそうに笑っている。

そもそも、私と姉貴は一つ違いの違いの高校に通う、高3と高2のどこにでもいそうな姉妹だ。



『彼氏?この人私と同じ高校だよ。帰宅部だったかな。』

私は自分の携帯で友達へのメールを打ちながらそう言った。


『いやぁ、まだ彼氏とかじゃなくてぇ、この前告られたッッ』

軽くにやけながら姉貴は言った。

『ねぇッッ!顔は悪くはないでしょ!?』

と、姉貴。


『付き合うの?』

と、私。


『うぅん、そうしようかな。別に悪いとかじゃないし。てか、もう向こうは付き合ってるって思ってんの!!』

明らかに付き合うだろ。


『ふぅん、いいんじゃない??付き合ってみれば?』
素っ気ないなかな、私。

何も姉貴は答えなかった。


私は何だか嫌な噂を思いだしたせいか、やたらと顔にしわがよる。

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