ただ、愛してるlove.8
ようやくあの渦から脱出して帰宅中のあたしら4こ1。
横で友香はさっきの感動を必死に伝えてる。
「もぉ〜!やばいやばい!友香の方見て微笑んでたの、見た見た?!あれ絶ー対友香に向けた笑顔だよねぇ?!」
いやぁ、自分で言うのも何だけど、あたしと目合った時にだったし…(苦笑
このー友香の自意識過剰!(笑
友香を除いて、疲れたのかあまりしゃべらない桜とともとあたし。
……てか、さっきの何だったんだろ…
あたしめちゃめちゃ心臓鳴ってたし。
やっぱり人混みにいたから体がおかしくなってたのかな〜?
友香の一人はしゃぎはさすがに流しといてやっと帰宅ー。
「ただいまー」
「お帰りーごはんまだでしょ?」
台所からエプロンしたままに出てきたお母さん。
何だかいい匂い。
「うん」
「今日はみきの好きな肉じゃがだから♪」
やけにテンション高い。
肉じゃがとか定番とか思いながら、実は嬉しい。
「は〜い☆」
家族と仲は良い方な大沢家なのです。
けど、、、、
「お帰り〜」
……
「お帰り〜じゃないから〜!」
自分の部屋に入ればベッドに太陽が寝転がってる。
太陽とはお兄ちゃん。
“太陽”って書いて“ひかる”って呼ぶの。
あたしの親、かなり当て字バカなんです、はい。
ひかるは高2。
学校一緒。
けど、兄妹だって秘密にしてるんです。
バレたら良いことない…!
中学時代、散々な目に遇ったから…(苦笑
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