守るべきもの ?
ユウキは目の前の庭を
指差した
「?」
「見てな」
そういうとユウキは
くるりと指をまわした
するとそこに
薄桃色の花が生えた
ユウキはそれを抜くと
「あげる」
そういって
白冬にわたした
「…ありがとう…ございます」
素直に受け取った
「これからよろしくな!」
「…あ…の…」
「いや〜待たせてすまなかったね。つい長話をしてしてしまったよ」
そのとき大名達が
部屋から出てきた
「次の場所へ、参られますか?」
「あぁ、そうしよう。次は大名達が集まる会議があるのだ。その会議場へ行く」
「わかりました」
大名は籠車にのりこんだ
一行はまた移動した
籠車にあわせて
ゆっくり歩いていると
響が隣によってきた
「その花はユウキに貰ったのか?」
「はい」
さっきからずっと
手に持っていたらしい
「だったらあいつは木術使いか」
「そういってました」
「そうか。…俺は火術使いだなんだ。忍務先の野宿のときとかに便利な力だ。寒かったりしたらいってくれ」
「わかりました」
「お前の能力も教えてくれないか?」
「…私は水です」
「水…だけか?」
「…さぁ…なんでそんなこと聞くんですか?」
「あ、いや俺の思い違いならすまないんだが、噂を聞いたことがあってな」
「?」
「『東国の白猫』って知らないか?俺らの国の闇忍なんだが、なんでも珍しい氷の力を使うらしい。普通、力は火・水・木・土・雷の五つのはずなんだか、その『白猫』は水ともう一つ特別な力で氷をつくっているらしい。まだ会ったことはないからどんな人物かはわからないが、違うならいいんだ。そうだよな、まだ十五才なんだ。特別な力なんか持っているはずないよな」
「………」
白冬は花をこっそり
大名の車の格子につけた
そのうち大名が見つけて
水に活けてくれるだろう
私が持っているより
そっちのほうがいい
やがて街にでた
「人が多いからな。このなかに犯人が潜んでいるかもしれない。気をつけろ」
響が三人に呼びかけた
車は会議場へ向かう
途中
一人の少年が車の前に
立ちはだかった
指差した
「?」
「見てな」
そういうとユウキは
くるりと指をまわした
するとそこに
薄桃色の花が生えた
ユウキはそれを抜くと
「あげる」
そういって
白冬にわたした
「…ありがとう…ございます」
素直に受け取った
「これからよろしくな!」
「…あ…の…」
「いや〜待たせてすまなかったね。つい長話をしてしてしまったよ」
そのとき大名達が
部屋から出てきた
「次の場所へ、参られますか?」
「あぁ、そうしよう。次は大名達が集まる会議があるのだ。その会議場へ行く」
「わかりました」
大名は籠車にのりこんだ
一行はまた移動した
籠車にあわせて
ゆっくり歩いていると
響が隣によってきた
「その花はユウキに貰ったのか?」
「はい」
さっきからずっと
手に持っていたらしい
「だったらあいつは木術使いか」
「そういってました」
「そうか。…俺は火術使いだなんだ。忍務先の野宿のときとかに便利な力だ。寒かったりしたらいってくれ」
「わかりました」
「お前の能力も教えてくれないか?」
「…私は水です」
「水…だけか?」
「…さぁ…なんでそんなこと聞くんですか?」
「あ、いや俺の思い違いならすまないんだが、噂を聞いたことがあってな」
「?」
「『東国の白猫』って知らないか?俺らの国の闇忍なんだが、なんでも珍しい氷の力を使うらしい。普通、力は火・水・木・土・雷の五つのはずなんだか、その『白猫』は水ともう一つ特別な力で氷をつくっているらしい。まだ会ったことはないからどんな人物かはわからないが、違うならいいんだ。そうだよな、まだ十五才なんだ。特別な力なんか持っているはずないよな」
「………」
白冬は花をこっそり
大名の車の格子につけた
そのうち大名が見つけて
水に活けてくれるだろう
私が持っているより
そっちのほうがいい
やがて街にでた
「人が多いからな。このなかに犯人が潜んでいるかもしれない。気をつけろ」
響が三人に呼びかけた
車は会議場へ向かう
途中
一人の少年が車の前に
立ちはだかった
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