ハツコイ〜家路〜
死にたい…
死にたい…
『今、どこを走ってるんだろう…』
…どこでもいいや。
チャリにのって、家に向かっているはずなのに、オレの頭は、アイツのことでいっぱいで、そんなことでさえ考えてられなかった。
アイツに伝えた思いは、オレの気持ちのすべてだった。でも、それを受け止めてもらえなかった。
死にたい…
今死ねば、アイツを最期まで愛しながら、死んでいける…
『それもいいかもしれない…』
『オレん家だ…』
気付いたら、そこはもう自分の家の庭だった。そして、そこには、いつの間にかチャリから降りていたオレだけがいた。
『オレの何がいけなかったんだろう…』
玄関によさりかかったオレは、これまでアイツとすごした時間を思い返していた。
ただ、めんどくさいって思いながら行った高校生活初日の学校で、アイツに始めて会った。教室に入り、席に着いたオレの隣には、もうアイツがいた。あれは、一目惚れとしか言いようがなかった。オレが席に着いたとき、ふと、オレの方を見たアイツと目があったオレは、もう、アイツのことが好きになっていた。始めての遠足、授業の合間の休み時間、授業の時間でさえも、少しでもアイツと会話できただけでも、オレは幸せになれた。
『オレは、もうあんな幸せな気持ちになれない』
財布の中にいれてある鍵で、玄関を開けたオレは、オレの部屋に向かって階段を上っていった。
扉を開け、閉めて…
オレはベットに横たわって、泣いた…
『アイツを想って…』
後悔の気持ちだけを胸に…
死にたい…
『今、どこを走ってるんだろう…』
…どこでもいいや。
チャリにのって、家に向かっているはずなのに、オレの頭は、アイツのことでいっぱいで、そんなことでさえ考えてられなかった。
アイツに伝えた思いは、オレの気持ちのすべてだった。でも、それを受け止めてもらえなかった。
死にたい…
今死ねば、アイツを最期まで愛しながら、死んでいける…
『それもいいかもしれない…』
『オレん家だ…』
気付いたら、そこはもう自分の家の庭だった。そして、そこには、いつの間にかチャリから降りていたオレだけがいた。
『オレの何がいけなかったんだろう…』
玄関によさりかかったオレは、これまでアイツとすごした時間を思い返していた。
ただ、めんどくさいって思いながら行った高校生活初日の学校で、アイツに始めて会った。教室に入り、席に着いたオレの隣には、もうアイツがいた。あれは、一目惚れとしか言いようがなかった。オレが席に着いたとき、ふと、オレの方を見たアイツと目があったオレは、もう、アイツのことが好きになっていた。始めての遠足、授業の合間の休み時間、授業の時間でさえも、少しでもアイツと会話できただけでも、オレは幸せになれた。
『オレは、もうあんな幸せな気持ちになれない』
財布の中にいれてある鍵で、玄関を開けたオレは、オレの部屋に向かって階段を上っていった。
扉を開け、閉めて…
オレはベットに横たわって、泣いた…
『アイツを想って…』
後悔の気持ちだけを胸に…
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