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ハツコイ〜家路〜

[271]  zyun  2007-08-14投稿
死にたい…
死にたい…

『今、どこを走ってるんだろう…』
…どこでもいいや。

チャリにのって、家に向かっているはずなのに、オレの頭は、アイツのことでいっぱいで、そんなことでさえ考えてられなかった。
アイツに伝えた思いは、オレの気持ちのすべてだった。でも、それを受け止めてもらえなかった。

死にたい…

今死ねば、アイツを最期まで愛しながら、死んでいける…

『それもいいかもしれない…』








『オレん家だ…』
気付いたら、そこはもう自分の家の庭だった。そして、そこには、いつの間にかチャリから降りていたオレだけがいた。

『オレの何がいけなかったんだろう…』
玄関によさりかかったオレは、これまでアイツとすごした時間を思い返していた。

ただ、めんどくさいって思いながら行った高校生活初日の学校で、アイツに始めて会った。教室に入り、席に着いたオレの隣には、もうアイツがいた。あれは、一目惚れとしか言いようがなかった。オレが席に着いたとき、ふと、オレの方を見たアイツと目があったオレは、もう、アイツのことが好きになっていた。始めての遠足、授業の合間の休み時間、授業の時間でさえも、少しでもアイツと会話できただけでも、オレは幸せになれた。


『オレは、もうあんな幸せな気持ちになれない』


財布の中にいれてある鍵で、玄関を開けたオレは、オレの部屋に向かって階段を上っていった。


扉を開け、閉めて…
オレはベットに横たわって、泣いた…

『アイツを想って…』

後悔の気持ちだけを胸に…

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