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二人の春

[583]  マサムネ  2007-08-14投稿
二人で歩くいつもの散歩道に、この辺りでは珍しい雪が舞い降りた。
「雨?傘はもってきてないのにな。」
目の見えない君にどうやって雪を説明すればいいか悩んでいた。
「う〜んと、小さくて白くて優しくて、それでもどこかとても強い感じがするんだ。どこか君に似てるかも。」
とっさにでた僕の意味不明な説明に君は笑った。
自分が言ったことが恥ずかしくなって僕はダウンのフードを被った。
もう少しで春がくる。色鮮やかな春の世界を僕は君に説明できるのか自信がなくなって、少し辛くなった。そんな僕に気づいて君は微笑んだ。
「もうすぐ春になりますね。私には美しい花は見ることはできないけど、それを一生懸命伝えようとしてくれるあなたの愛はハッキリとみえるの。だから私も春がとても楽しみなの。春になったらお花を見に連れてってくださいね。」

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