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怠け者の騎士〜開戦編〜

[441]  ドクロ  2007-08-15投稿
ベルグラント帝国…過去に俺の祖国はそう呼ばれていた。

自分たちの正義と理想…民族を信じ、無数の国に侵略戦争を展開。

そして敗北

帝国は占領軍によって東西に二分される。
戦争の代償というにはあまりにも高く付きすぎた。
これが15年戦争。

あれから75年経った今…再びこの国から世界を巻き込んでの動乱が始まった。

「15年戦争!そう、我らの先代たちが行った大戦争である!我々の先代たちは勇猛果敢に戦ったが勇戦虚しくベルグは敗北した。そしてアルベニア共和国による占領、東西分裂!!そして現在に至るまで西側の領土返還を我々は望み、全力でその問題に取り組んできた!しかしその願いは…その働きは一向に報われることはなかった…奴らアルベニア政府は西側に出た石油を手放したくないだけなのだ!!ただそれだけの為に西側の二億五千万の同胞が苦しめられている!このような圧政から同胞を解放するために我々は立ち上がらねばならないのだ!!諸君!!今がその時だ!!崇高な我々の使命を果たす、今がその時だ!!」

ベルグラント、ルーデン広場に集まった軍人と放送を聴いている国民はルドルフ・アイヒマン元帥の演説に歓声を上げた。
この演説は全世界に配信されていてベルグ以外の国はこの映像を見て落胆し恐怖した。

新生ベルグラントの国旗ではなく、大きな鷲が二本の剣を足で掴んでいる様が描かれている旗が掲げられていたのを見たからだ。

ベルグラント帝国国旗…
そして一人の軍人に対し右手を高々と挙げ「SIEK HEIL!」と叫ぶベルグ人…

人々の目にはそれが亡霊の様に写った。

15年戦争のように再び暗黒時代がこの国から始まる…

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