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さようなら

[384]  胡麻  2007-08-15投稿
さようなら、
さようなら。


貴方は私の前から消えて…
私は貴方の前から消える…

私は貴方の前から消えたい。無くなってしまいたい。
貴方の中から、“私”という存在を消してしまって下さい。

私も、私の中から“貴方”という存在を消します。

忘れます。

何故か涙が止まりません。何回、拭いても拭いても私の目から流れる水滴は治まる事がありません。

『なんで………?』

私は止まらない涙を無視して、貴方との思い出を消し始めた。

一緒に撮ったプリクラ。
一緒に撮った写真。
貴方とのメール。
貴方とオソロのストラップ。
貴方のメルアド。

手は震えて、時間をかけたが、消えてく時間はあっけなかった。

火はすぐに燃え上がり、携帯は一瞬で“消去”となる。

虚しい。


嫌いになったから、別れたんでしょう?

付き合ってられないから、別れたんでしょう?

何でこんなに罪悪感で溢れるの?
今ではもう、罪悪感なのか、後悔なのかわからない。
顏は涙でベタベタだ。鏡なんて見れないし。

心は複雑化している。

もう何が何なのかわからなくなってしまった。


ただ一つ、わかってるのは………。




貴方と私は何の関係もなくて……別れたの。


私の周りにはもう、貴方なんてものは全てなくなったんだよ……。





さあ、新しい恋でもしようか。

さようなら、
さようなら。


私は貴方の前から消えて…

またいい女となります。


さようなら、
さよなら。

感想

  • 7554: ずーっと昔の経験だけど・・三ヶ月経ったら忘れられる。 [2011-01-16]

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