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平成乱世の戦華(イクサバナ)

[151]  タスク  2007-08-16投稿
その日も、僕はいつもの帰り道を友達と歩いていた。
まだこの時は知らなかったんだ…。
今日が、今まで過ごしてきた15年間で忘れられなくなる日になることを―\r



僕は蛎崎悠(カキザキユウ)。普通の高校一年生だ。
得意科目は一応歴史で苦手科目は体育。
これといって長所はない。

「それじゃ、悠。また明日な」
「あ、うん。また明日」
隣りにいた、友達の梓郎(シロウ)に手を振った。

ここからは、一人の帰り道。
今日も疲れたなぁー。
授業中居眠りしてたら叱られるしお弁当忘れるし…。

「おい、そこの貴様」
「え?」
誰だろう?こんな人気のない場所を…
っていうか、安土桃山時代から江戸時代みたいな着物着てるし…。
も、もしや幽霊!?


「食事を振る舞え」
「は?」
何故?
「あ、あの…?」
「…む、申し遅れたな。
我は石田三成だ。貴様は?」


石田三成…?
って、あの関ヶ原の戦いの!?
「…貴様。我が名を訊いてやっているのに何故言わぬ?
無礼だぞ」
「あ…、蛎崎悠だけど…」
「では悠よ。我に食事を振る舞え」
だから何でそうなるかな?
「あの、石田さん…」
「三成で良い。此所で出会ったのも何かの縁だ」
「じゃあ三成は…、関ヶ原の戦いの西軍総大将だった石田三成?」
動きが止まった。
三成は、俯いてから渋々答える。
「…そうだ」
「じゃあ、幽霊!?」
「そうではない!」
「…そうなの?」
「幽霊ではなく…」
ぐぅ〜

「!」
三成のお腹の音が鳴った。
すると、三成は顔を真っ赤にする。
…仕方ないなぁ。
「僕の家、すぐそこなんだ。何か食べてっていいよ」
「誠かっ?恩に着る…」
「うん。じゃっ、行こっか」
三成の手に触れた。
手、掴める…。
幽霊じゃないのかな?
それは後で訊いてみよう。

とりあえず、僕は三成の手を引いて、すぐそこの自宅へ向かった。

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