PP-約束のかけら-(1)
「ッ…ここは…?俺は…何で…怪我しているんだ…?それに…なぜだろうか…こんなこと思うはずもないのに…胸の奥から確かに鼓動するこの…」
「王国を潰せ!?」
―1755年
―ヴァイラル王国
窓から太陽の光が差し込む
「ギュスゥ〜!!起きろォ!!」
「朝からうるさいなー起きてるよ、アレン」
アレン・ジルベール、
名門ジルベール家の
長男であり、ギュスとは幼馴染み。また剣技に優れる。その若さで軍の先陣に立つほどの男である。
「今日は新人会でお前も相手するんだぞ!ったく、新人なんかに負けたらどうすんだ?」
「ば…ばっか、負けねぇよ!」
「それはどうかな?シエラも新人会に出るんだぞ?」
「シエラはマジシャンだもんな、苦手だなー」
「“惚れてる女に負けました”なんてカッコ悪いぜギュス」
「うっ…それは…」
「まぁ、ちゃんと準備しとけよ」
そう言ってアレンは部屋を出た。ギュスも焦るように準備を始める。シエラが軍に入隊することは聞いていたが、こんなにも早くとは思わなかった。
「ギュス!出番だ」
上官から鋭い呼び出しがかかる。
「相手は?」
「お前の幼馴染みだ。…シエラだったか?」
「えっ!?嘘だろ?…」
しぶしぶ舞台に出ると、目の前には白いローブを纏ったシエラの姿があった。
「ギュス、手加減してね」
「す…するかよっ、一応マジシャンだろ」
「ひどーい、一応って何よ!」
「ゴメンそんなつもりじゃ…うわっ」
炎の玉が顔を霞めた。
「これでも一応?」
焦りを感じ、木刀をゆっくりと抜いた。
「…手加減なしだ。シエラ!」
初めての投稿よろしくです。ヘタな小説ですが読んでいただけると嬉しいです。
「王国を潰せ!?」
―1755年
―ヴァイラル王国
窓から太陽の光が差し込む
「ギュスゥ〜!!起きろォ!!」
「朝からうるさいなー起きてるよ、アレン」
アレン・ジルベール、
名門ジルベール家の
長男であり、ギュスとは幼馴染み。また剣技に優れる。その若さで軍の先陣に立つほどの男である。
「今日は新人会でお前も相手するんだぞ!ったく、新人なんかに負けたらどうすんだ?」
「ば…ばっか、負けねぇよ!」
「それはどうかな?シエラも新人会に出るんだぞ?」
「シエラはマジシャンだもんな、苦手だなー」
「“惚れてる女に負けました”なんてカッコ悪いぜギュス」
「うっ…それは…」
「まぁ、ちゃんと準備しとけよ」
そう言ってアレンは部屋を出た。ギュスも焦るように準備を始める。シエラが軍に入隊することは聞いていたが、こんなにも早くとは思わなかった。
「ギュス!出番だ」
上官から鋭い呼び出しがかかる。
「相手は?」
「お前の幼馴染みだ。…シエラだったか?」
「えっ!?嘘だろ?…」
しぶしぶ舞台に出ると、目の前には白いローブを纏ったシエラの姿があった。
「ギュス、手加減してね」
「す…するかよっ、一応マジシャンだろ」
「ひどーい、一応って何よ!」
「ゴメンそんなつもりじゃ…うわっ」
炎の玉が顔を霞めた。
「これでも一応?」
焦りを感じ、木刀をゆっくりと抜いた。
「…手加減なしだ。シエラ!」
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