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紅い女神〜セリアノスの騎士〜

[354]  おねえ  2007-08-18投稿
紅い女神が国境の戦地へ赴いていた頃、聖天界の中枢都市、王政国の首都、セリアノスでも急を知らせる伝令が動き回っていた。

「青き国の国境付近で魔の者の侵攻あり、応戦中との事です」

「紅い国でも侵攻あり、長の隊が昨日向かいました」

次々に飛び交う情報が更に混乱を招いていた。

「国王、お呼びでしょうか?」

騎士の隊服に身を包んだリュウが王の前にひれ伏した。

「そなたの考えを聞こう。この状況、どう考える?」

王の真剣な問いにリュウは暫く考え、応えた。

「地神界が何かしら企んでいることは明白です。許されるならば、私自身が赴いて状況を見定めたいと思います」

「では、命じる。情報の収集及び状況の早期解決に近衛隊を派遣する。進路はそなたに任せる」

「はっ」

リュウは短く返答した。


謁見が終わり、王も自室に戻った頃、扉を叩く者がいた。

「兄上、お呼びでしょうか?」

リュウが扉をくぐり、問いかけた。

「リュウ、青き国に向かうそうだね。わからなくはないが、紅い国の方が事態は悪いと思うよ。あちらの方が侵攻が急すぎる。私から命じる。隊を分け、二つの国に派遣する事。リュウは紅い国の先遣隊長だよ」

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