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私の半生

[480]  せい  2007-08-19投稿
23『真実』
中一。妊娠自体わからない年齢だった。
学校のトイレで真っ赤な血が流れ、今考えたら臍の緒や頭が出ていたんだろう…
なにがなんだか解らなかった。
慌てて家に帰った。
知っているあの男は助けてくれない、学校も母も気付かない。
ただ自分の体に起きている事が、怖くて泣きながら寝てるしかなかった。三日目には私は動けず意識がなかった。
病院で意識がもうろうと戻り、気がついたら病院のベットだった。
死んでいないほうがおかしいくらいだった。
ただただ…涙がでた。
それでもやっと地獄が終わる。これからは母が守ってくれると。
母から妊娠、流産を告げられたが何も理由を聞かない。 二、三日してその理由がわかった。
あの男が来て私は知らない男にレイプされたことになっているから話を合わせろと。
ショックで理解するのに時間がかかった。また、地獄が始まる。
私は狂った。狂って勇気をだして母に事実を告げた。
これであの男は私の前から消えると思ったが、母は私の言葉よりあの男の言葉を信じた。
母にとって真実より、あの男を選んだのだ。
病院も真実だと思ってくれず通報してくれない。 今考えれば、証拠は赤ちゃん自体だったのに。
六ヶ月を回っていたから 死産届けをださなきゃいけないのに、母と病院が証拠を隠滅した。
真実は葬られたのだ。
私は病院の窓の外を眺め るしかできなかった。

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