この愛の結末6
「なるほど…、それで別れちゃったのか」
私は頷くと口を開いた。
「どうしても…その、気になって…」
「と、言うのは?」
「浮気の理由です。私に不満があるからじゃないかとか、満足出来ないからとか思って聞いてみたんですけど…違うとしか答えてくれなくて」
三浦さんは、ふぅん…と考えた顔をすると、こう答えた。
「もっと単純な事じゃないかな?」
「え…?」
「例えば、たまたま彼好みの女性が目の前に現れて良い感じになったとか、ただ単に、一人の女性に縛られるのが嫌だとか…。僕も、君に原因があると言う風には思えないな…」
(三浦…さん)
「そっかぁ…。そんな風に考えた事ありませんでした」
私は感心しつつグラスに口を付けた。
店を後にした私達。
「ご馳走様でした!」
結局おごって貰ってしまった私は深く頭を下げた。
三浦さんは頷くと、
「送ってくよ」
と笑顔になった。
「すみません…」
と言いつつ送って貰う。
(ラッキー♪)
こうやって肩並べてたら恋人同士に見えるんだろうな、などと浮かれ気分で笑っていると…
何処からか視線を感じた。
三浦さんではないし…。
後ろを振り返る。
「えっ…!」
(梓…!!)
私は頷くと口を開いた。
「どうしても…その、気になって…」
「と、言うのは?」
「浮気の理由です。私に不満があるからじゃないかとか、満足出来ないからとか思って聞いてみたんですけど…違うとしか答えてくれなくて」
三浦さんは、ふぅん…と考えた顔をすると、こう答えた。
「もっと単純な事じゃないかな?」
「え…?」
「例えば、たまたま彼好みの女性が目の前に現れて良い感じになったとか、ただ単に、一人の女性に縛られるのが嫌だとか…。僕も、君に原因があると言う風には思えないな…」
(三浦…さん)
「そっかぁ…。そんな風に考えた事ありませんでした」
私は感心しつつグラスに口を付けた。
店を後にした私達。
「ご馳走様でした!」
結局おごって貰ってしまった私は深く頭を下げた。
三浦さんは頷くと、
「送ってくよ」
と笑顔になった。
「すみません…」
と言いつつ送って貰う。
(ラッキー♪)
こうやって肩並べてたら恋人同士に見えるんだろうな、などと浮かれ気分で笑っていると…
何処からか視線を感じた。
三浦さんではないし…。
後ろを振り返る。
「えっ…!」
(梓…!!)
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