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負けを認めた夜に

[250]  2007-08-20投稿
誰でも明日がやってきたら今日をみる

雨はいつか止むから
眺めていられるし、
雪はいつか溶けるから
白くて綺麗だと
眺めていられる

こんな細い右カーブを
曲がりきれなかった
4tトラックは

易々と、人はやっぱり
独りで立っていなければいけないと
気付かされる

ただ、流した血の分だけ生きているという
絶望にもまた
気付かされる

それは決して喜びではないが
自分が
間違いなく
男である
ということをも
気付かされる



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