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さくら3

[137]  2007-08-20投稿
あぁ、またその話ね…
内心で呆れる。
「うんっ!聞いた!」
弾けるように元気に言ってみた。よし!島田さんは、そんな私の様子から、案の定、興奮気味に話始めた。「今、店長から仕入れた情報ね!新しい主任は、26才のバリバリの鬼主任だってよ!もちろん独身ね!」
「へぇ〜…鬼…か」
それと、もちろん独身の“もちろん”の意味が分からない。まぁ、どっちでもイイや。
けれど、島田さんは続ける「期待しちゃうよねー」と。
あたしも「うん、する!する!」と言った。女同士の付き合いは、この「同意」によって成り立っている。兄が3人もいる私には、女と上手く付き合う術は知っていても、心は知らないのだ。
店内アナウンスが流れ、朝礼開始を知らせる。
今日は昼勤務の12人全員が揃っている。書籍チーム5人、レンタルチーム4人、セルチーム3人。みんな少しだけハニカミ顔。
その理由は、店長の右側に立つ男が思った以上にイケメン君だからだろう。
確かに、世の中に認められる顔立ちだ。
店長の報告が終わり、各部門の連絡が終わり、イケメン君の挨拶の番だ。
「おはようございます」
イイ声だ。
「今日から、この店で〜」なんとかかんとか…
あまり真剣に話を聞いていなかった。気がつくと、イケメン君が目の前に立っている。「話を半分に聞かないように。え〜、さくらさん」
きっと私のネーム入れに書いてある苗字が読めなかったんだ。腹の中で笑ってみたが真面目に「ハイ」と答えた。

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