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たった一つの真実 14

[227]  2007-08-21投稿
『夏 14』


「はじめ、そろそろ馬鹿な事は辞めにして 普通の生活にもどらへんか」

宏介がこう云ってきたのは本音だったと 今は思う。

「宏介さん そう言えば最近 お酒飲んだり カラオケ行ったりしてませんね。」

「そうやな。はじめ、俺もお前もこのままやったらアカンしな」

僕は輝く時間がそう長くなく 暗闇へと向かって行く事は 何となく 解っていたが 宏介と一緒に居る事が 何より 何より楽しかったんだ。

「宏介さん 久しぶりに 最初に食事した 食堂に行きませんか」

宏介は指をパチンとならすと

「昼飯にしよう」

といった。


久しぶりに食べた。味覚がドラッグのせいで おかしくなっているのか 味はよく判らなかった ビールを飲み食べた。

宏介もここ最近では 珍しく よく喋った。

「はじめ、夜 チエと貴子とボーリングでも行くか」

「いいですね 宏介さん 行きましょう。」

「夜、連絡してみるか」

僕たちは たわいもない話しを 以前のようにして席を立ち 宏介のアパートに戻る事にしたんだ。


「はじめ、コンビニに寄ってくれるか」

宏介はアパートの少し手前のコンビニで降ろしてくれと僕に言った。

いつもなら 僕も一緒に買い物をするのだが お腹一杯の僕は先に アパートに帰り「掃除でもしときます」そう言い先に戻ったんだ。
車を停めると調度 アパートの隣の住人と一緒になったので 世間話しなどしながら部屋へと入った。


数分後、アパートの扉がけたたましく叩かれた。
僕は宏介が、ふざけているのかなと思い扉を開けたんだ。

「警察だ、動くな」

数人の私服の刑事らしい人達が なだれ込むように部屋に入って来た。

「奥井だな。田崎はどこだ」

僕は 訳が判らず刑事達に おし込まれるように 窓際まで行った。

そして 刑事の内 一人がガサ状と逮捕状だと云う紙を僕に見せたが僕の名前は 載ってなかった。

「主任、田崎はどこにもいません。」

「確かに こいつと今アパートに入ったのを目認したんですが」

主任と呼ばれた刑事が僕の事を睨むと
「田崎はどこだ」と凄む

「あのー 知りませんが宏介さんの事ですか」

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