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片想い・18

[223]  結姫  2007-08-22投稿
次の日の朝は昨日よりも晴々とした気持ちで登校した。


「千花☆おはょ♪」

「ぁっ・・優衣。おはよ」
「どしたの!?めちゃテンション低くない?」

「そう?そんなことないでっ。・・・昨日大西君とどうやった?」

「ん〜〜・・・うん!何かお互い勘違いしてたみたい♪もぉ大丈夫やで☆千花のおかげやわ!ありがとう〜♪」


「・・・それだけ?」

「ぇっ・・・ぅ、うん。そだょ」
「そっか。・・・ごめん優衣。今日は優衣と一緒にいたくない。先行くわ」

「え!?なん・・・」

言い終わる前に、千花は先に行ってしまった。何で?千花・・・めちゃくちゃ怒ってた。。。うちの背中押してくれたのは千花なのに・・・






その日の学校は最悪だった。休み時間や昼休みに千花の所へ行こうと席を立つと同時に、千花は私を避けるように離れていく。


「優衣、千花とケンカしたん?なんか千花今日機嫌悪いみたいやし・・・」


周りの友達も心配してくれていた。でも、うちからは何も言えなかった。


放課後になり、クラスの人達が教室から出ていく。千花も私を置いて帰ってしまった・・・。それがすごくショックで帰る気になれず、一人窓際の席に座ってぼーっとしていた。


ふと外を見た。

「・・・・・あれ?千花?」


中庭で誰かと話してるようだ。


「誰と?・・・。!!!!ぉ、大西君・・・!?」



何で!?二人ってそんな仲良かったんや・・・そういえば、いつも私の話ばっかで千花の話全然してなかった。・・・もしかして。。。
千花それで怒ってたんかな。



居ても立ってもいられなくて、二人がいる中庭に向かった。

二人にバレないように、中庭の横の廊下のカゲに隠れた。

二人の顔がよく見える距離。
大西君の顔が、今まで見たことがないぐらい赤かった。
不思議に思っていると、大西君の口から小さいけどはっきり聞こえた。




「・・・好き・・や。」


・・・・・え?



「ぅん。・・・うちも。」


!!!!!



聞きたくない!



気付いたら息を切らしながら校門の前まで走って逃げていた。



どうしていいかわからない。



どうゆうことなん?



うちら親友やん・・・








続く





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