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霧〜第?章〜

[866]  マサル☆  2005-10-09投稿
オレの名前は松山哲朗。今年23歳になるサラリーマンだ。趣味は野球。っといっても昔から体が弱くてキャッチボールぐらいしかやったことがない。テレビで大好きな阪神の応援をするのが精一杯だ。夢は息子にプロ野球選手になってもらうことだがまだその夢の子すらいない。妻の里美と毎晩がんばってはいるが成果はない。なぜできないのか悩みながらオレは朝食を食べ、会社に行った。オフィスでは同僚の竹田がまた我が子の写真を持って息子自慢をしている。オレは気付かれぬよう静かにデスクにいった。しかし椅子にすわろうとした瞬間、「おい、松山!」っと竹田の大きな声が響き竹田がオレのもとに息子自慢しに来た。竹田は、「昨日オレの子ハイハイしたんだぜ!まだ一歳なのに、こりゃ将来はプロ野球選手になってもらって老後は楽させてもらうしかねぇな!」っと腹ただしい笑顔で自慢してくる。仕事が終わり、オレはまだいらいらした気分でいきつけの居酒屋に入った。妻には残業といってある。席に座ると生ビールと焼鳥をたのみおしぼりで手と顔を拭いた。すぐにビールがきた。それを一気飲みするとオレはどんどん酒を頼んだ。気分がよくなったオレは勘定を済ませ千鳥足で店を出て家に帰ろうとした。酔っ払っていたせいかよく覚えていない。覚えているのは帰り道に霧がかかっていたことだけだ。そして朝の日と共に目が覚め、起き上がろうとしたが体が思うように動かない。なぜか周りの物が大きく見えるし、ベットには太い木のサクが取り囲むようにあった。そして自分の手を見るとその手は丸くしわだらけであった。その瞬間ドアが開き大きな女が入ってきた。その女はオレに近付くと大きな手でオレをだっこした。オレはすべてのおかしさに動揺したがその女の顔をよく見ると、さらに頭の中がこんがらがった。その女はオレの妻里美であった。そして里美はオレをだっこしたまま洗面所にいくとオレの顔を蒸したタオルで拭いた。その時鏡を覗くといまの状況がだいたい把握できた。鏡に映ったオレは歯も生えそろっていない赤ん坊だった。オレはこれはすべて夢だと思い自分の頬をつねっていた。痛いっ。夢ではないとわかりより深く動揺した。なぜ赤ん坊になり妻の里美にだっこされているのかまったくわからない。オレはとりあえず落ち着いて考えようと昨日の事を振り返った。少し考え込み昨晩の霧のことが頭をよぎり、「霧っ」っとしゃべってしまった。

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