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闇屋敷殺人事件 第一章

[676]  ジン  2007-08-22投稿
第一章 殺人の夜

屋敷の中は暗かった。舞が電気をつけ、やっと屋敷内を確認することができた。
「兄さん、いるか?」
幸助が呼んだ。数秒してから、階段から若い女の人が降りてきた。
「遙、久しぶり」
彼女の名前は羽田野遙(はたのはるか)。幸助の妹だ。まだ未婚だが、何人もの男が狙っている。
「兄さんは?」
「部屋にいると思うけど」 それだけ言うと遙は、舞に会釈をして、台所へ入っていった。

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