携帯小説!(PC版)

水玉

[212]  2007-08-23投稿
雨にとじこめられ私は水玉の一部になる。
青色がいつもよりはっきりと濃く、街中の時の流れが変わる雨の日。
雨は彼といた時にいつも降っていた。彼との記憶のすべてに雨。
それは私のあらゆる記憶の渦に巻き込まれたとしても永遠に消えることはないでしょう。彼の綺麗な手が私の肩を抱いていたあの日。世界で一番自分が幸せだと思っていた日さよなら。
雨の夜に雲が月を隠す。やがて雲が流れ、月が顔をのぞかせるまでは彼との思い出の中の私に戻ろう。
朝になり雨は足早に去って行った。暖かい太陽に後押しされ私は海に還る。
たくさんの水玉の一部になるために。

感想

感想はありません。

「 碧 」の携帯小説

恋愛の新着携帯小説

新着小説作品

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス