片想い・20(最終話)
強く抱き締められ、ドアが閉まる音が大西君の背中から聞こえた。
「・・・二人とも、優衣ちゃんが好きだって言っとってんで」
「え?」
「俺ホンマ照れ屋やわ(笑)・・・・あのさ、優衣ちゃんの携帯に俺は何てトコに入れてんの?」
「?『友達』ってトコゃよ?」
「そなんやぁ〜・・・『彼氏』ってのはないん?」
「え!!ないよっ!いないもんっ」
「んじゃぁ〜作って!!」
「え?」
「そこに俺だけ入れてほしいな。」
「それって・・・」
「優衣ちゃん」
優しい顔に見つめられ・・・
「めっっちゃ、好きっ」
頬を赤らめた彼がはにかみながら言ってくれた。
「・・うちも大好きです」
今度は私から彼にキスをした。
「本当のこと言わんかったから千花怒ってたんやぁ〜・・」
「千花?ぁ、めっちゃ俺を叱ってくれた子か☆」
「(笑)千花大好きっ」
「ん〜・・・千花さんには敵わないかなぁ・・・でも、絶対勝つ!!」
「それ何の勝負やねん〜(笑)」
「俺絶対幸せにすっからっ。前みたいなアホな事絶対しいひんし。あと、気持ちはちゃんと言葉にするし☆」
「あ、別に言葉にせんでも十分気持ち伝わってるよ?」
「ん?どうゆうこと?」
「ほっぺた真っ赤☆(笑)」
・・・千花、大西君、大好き☆
終
最後まで読んで頂きありがとうございました(*´∀`*)ノ
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