携帯小説!(PC版)

『D』

[232]  2007-08-25投稿
夕暮れ、
また同じ景色をみてた

乾いた風が吹き抜けてる

無口な鳥はもう流されて
…痛みを見失う。

遠い過去を見送った海はどこに行った?

中身のないグラスを傾け
思うは窓の外

灯りの届く世界で
産声をあげた朝焼け

間に空いた溝は
ひしゃげた月を惑わせる

かけたモノが何なのか?
答えはまだここに無い…

歩きだす
愚想の螺旋を

手を伸ばして
深く沈み逝く…。

あの日
空に描いたラクガキを
緋色に染める
柔らかい光

どれ程、華を咲かせたら
この夢に優しくなれる?

そしてまた
空の無い迷宮で
膝抱えて眠りにつく

手にしたモノは何だった?退屈な憂鬱?
答えがまだここに無い…

子守り歌の様に
咽び濡れる雨音…

どれ程、同じ朝が明けたら
この背に自由を許せる?

無口な鳥はもう流されて
…痛みを見失う。

手にしたモノは何だった?退屈な憂鬱?
答えがまだここに無い…

遠い過去を見送った海はどこに行った?

何も持たず歩きだす
愚想の螺旋を

手を伸ばして
深く沈み逝く…。

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