携帯小説!(PC版)

トップページ >> 詩・短歌・俳句 >> 『夢の続き』

『夢の続き』

[231]  2007-08-25投稿
遠い空に祈りを込めて
足早に駆け出した

蹴り上げる土の感触

舞い上がる砂の香り

ありふれたモノがやけに心地良い

あの何よりも青くて
遠い空には
どれだけ手を伸ばしたって
まだまだ届かないけれど

夢だけを握りしめた君の
渇いた悲しみが
優しい雨に濡れて解けてく
そんな日を願ってる

この瞳に映る精一杯の空は高く遥か遠い場所で
いつも青く煌めいていた

違う景色で
きっと君も同じ空を見上げて
同じ青の下で少しだけ
繋がってる

その澄んだ青さに
絶え間無く微笑みが溢れ出る
その時がくるまで俺は走り続けるよ

あの白い雲をこの手で掴んで握り潰すようになるまで

まだまだ届かないけれど
いつの日か届く日が来るといいね

そしたら
沢山ある雲を切り取って

輝く青だけを見せてあげる
眩しい日差しに眩暈がする程の朝焼けで
世界中を青に塗り替えて
くだらない喧騒なんて吹き飛ばそう

…なんてそんな都合のいい妄想。

口には出せなくて
俺は今日もただ笑ってる

感想

感想はありません。

「 昊 」の携帯小説

詩・短歌・俳句の新着携帯小説

サーバ維持用カンパお願いします。
WebMoney ぷちカンパ

Twitterで管理人をフォローする

利用規約 - サイトマップ - 運営団体
© TagajoTown 管理人のメールアドレス